“べっけん”の漢字の書き方と例文
語句割合
瞥見100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐らく鳴尾君の讃美歌は天上のエホバの御座みくらにまでとどいたことであろう。私は時に鳴尾君の祈祷きとうの姿を瞥見べっけんすることがあった。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
瞥見べっけんの美である。目を撃つ美で、観照すべき美ではない。ぬれ羽色の髪に、つげのくしの美しさは見れば見る程味の出る美である。
新古細句銀座通 (新字新仮名) / 岸田劉生(著)
その重々しさは四条派の絵などには到底見られないところで、却って無名の古い画家の縁起絵巻物などに瞥見べっけんするところである。