“うっとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恍惚94.4%
恍然4.6%
慌惚0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしていまだかつていだことのない美妙なかおりに、包み込まれ、恍惚うっとりとなり、ほとんど気を失いかけていた。
無心——というよりいつもいつも、心に執拗にこびりついている歌、例の歌を唄ってしまうと、彼女は恍惚うっとりと考え出した。
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「恋慕」を聞き、すががきを聞き、「岡崎女郎衆」を聞いているうちに、いつかは知らず恍然うっとりとして、夢とうつつの境に抱き込まれました。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
宇津木兵馬は、ひとり温泉の中に仰向けになって悠々ゆうゆうと浸って、恍然うっとりと物を考えているところへ、不意に後光がころげ込んで来ました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
気高きばかりか後光朦朧もうろうとさして白衣びゃくえの観音、古人にもこれ程のほりなしとすきな道に慌惚うっとりとなる時、物のひびきゆる冬の夜
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)