“こうこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
恍惚96.4%
鯁骨1.5%
硬骨1.0%
荒忽1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万有の光を放つ中に恍惚こうこつと伸び拡がって、おそらくおのれの精神のうちにいかなることが起こってるかを自ら知らなかったであろう。
もし陛下の御身近く忠義鯁骨こうこつの臣があって、陛下の赤子せきしに差異はない、なにとぞ二十四名の者ども、罪の浅きも深きも一同に御宥し下されて、反省改悟の機会を御与え下されかしと
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
佐野善左衛門に類するところの、硬骨こうこつ多血の近侍の武士、近来ひそかに談合し、田沼めを殿中にて刺さんものと、よりより企ておるとかで、性来臆病の彼意次、病いと称して出仕せぬそうじゃ
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
人いまだ生まれざれば、元気のうちにあり、すでに死すればまた元気に帰る。元気荒忽こうこつ、人気はそのうちにあり、人いまだ生まれざれば、知るところなし。その死、無知の本に帰す。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)