“荒忽”の読み方と例文
読み方割合
こうこつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人いまだ生まれざれば、元気のうちにあり。すでに死するや、また元気に帰る。元気は荒忽こうこつとして、人気じんきはそのうちにあり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
人いまだ生まれざれば、元気のうちにあり、すでに死すればまた元気に帰る。元気荒忽こうこつ、人気はそのうちにあり、人いまだ生まれざれば、知るところなし。その死、無知の本に帰す。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(朽つればすなわち消亡し、荒忽こうこつとして見えず。ゆえにこれを鬼神という。人、鬼神の形を見るゆえに死人の精にあらざるなり。なんとなれば、すなわち鬼神は荒忽として見えざるの名なり)
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)