“さかさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サカサ
語句割合
52.7%
45.5%
逆八0.9%
逆様0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女はどうしたものか、夜中に開かれた表向きの窓から、半身をさかさに外へのり出し、丁度ちょうど窓と電気看板との間にはさまって死んでいた。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
女等をんならみな少時しばし休憩時間きうけいじかんにもあせぬぐふにはかさをとつて地上ちじやうく。ひとつにはひもよごれるのをいとうて屹度きつとさかさにしてうらせるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
眼光のみ物すごきまで燃え来りて、遂に狂へる如く其地図を靴底に蹂躙じうりんし、右手に握れる彼の宝典『世界政策』の一冊をさへ寸裂して河中に投ずるに至り、逆八さかさの字のひげを掻きむしつて悶々する者は
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「私だってたまには逆様さかさにお花もけてみとうございますよ」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)