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怜悧
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さかし
ふりがな文庫
“
怜悧
(
さかし
)” の例文
母上は我に向ひて、かの女子の怪しく濃き目の色、
鴉青
(
からすば
)
いろの髮、をさなくて又
怜悧
(
さかし
)
げなる顏、美しき
紅葉
(
もみぢ
)
のやうなる手などを、繰りかへして譽め給ふに、わが心には
妬
(
ねた
)
ましきやうなる情起りぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ジエンナロは唯だ冷かに、
現
(
げ
)
にさることあらんも計られずとのみ答へしに、フランチエスカの君我耳に付きて、自ら
怜悧
(
さかし
)
がりて人を屈するは惡しき
習
(
ならひ
)
ぞと
宣
(
のたま
)
ふ。我は頭を
低
(
た
)
れて人々の
後
(
しりへ
)
に退きぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
怜
漢検準1級
部首:⼼
8画
悧
漢検1級
部首:⼼
10画
“怜悧”で始まる語句
怜悧者
怜悧相
怜悧想
怜悧小僧