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喧
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けたた
ふりがな文庫
“
喧
(
けたた
)” の例文
船をたずねて
波止場
(
はとば
)
へ行く道を人に尋ねると、人はよく教えてくれましたから、お君は、その通りに行こうとする時分に、後ろから
喧
(
けたた
)
ましい
蹄
(
ひづめ
)
の音。
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
よかった、予知したことがなによりだった。と、まず一安心となった。その翌朝のことだ。とつぜん一人のエスキモーの、
喧
(
けたた
)
ましい声で起されたのである。
人外魔境:08 遊魂境
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
喧
(
けたた
)
ましい警察自動車の
機関
(
エンジン
)
の響がしていたのですが、その
召使
(
バトラー
)
は、僕の靴が偶然
軋
(
きし
)
って微かな音を立てると、何故か先に歩んでいるにもかかわらず、
竦
(
すく
)
んだような形で、身体を横に避けるのです。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
この時、見物席の方で
罵
(
ののし
)
り
噪
(
さわ
)
ぐ声がここまで
喧
(
けたた
)
ましく響いて来る。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
喧
漢検準1級
部首:⼝
12画
“喧”を含む語句
喧嘩
喧騒
夫婦喧嘩
喧噪
口喧
喧囂
喧々囂々
大喧嘩
喧々
口喧嘩
喧擾
喧嘩腰
喧嘩師
喧嘩口論
嫉妬喧嘩
喧嘩早
喧嘩買
兄弟喧嘩
喧伝
痴話喧嘩
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