“喧々囂々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんけんごうごう87.1%
けんけんがうがう6.5%
がやがやもうもう3.2%
けん/\がう/\3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
米友の姿が屋根の上に現われた時に、下では折助どもが喧々囂々けんけんごうごうとしてさわぎ罵りました。梯子はしごを持って来いと怒鳴りました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
往来は異論の申し立てやうもないが、我が発行所の門の所に四五人は愚か十人余りも佇んでゐて、それが喧々囂々けんけんがうがうとして騒ぎ立てて居る。
発行所の庭木 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)
〽では、手前は一枚上手うわてをいって、「地獄の番卒」とでもいたしましょうかネ。——喧々囂々がやがやもうもう、耳をろうするばかり。
篠田長二の本村の家には戸障子明け放ちて正面の壁には耶蘇ヤソ馬槽うまぶねに臥するの大画を青葉に飾り、洋燈ランプカン/\と輝くもとには、八九歳より十二三歳に至る少年少女二十余名打ちつどひて喧々囂々けん/\がう/\
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)