“馬槽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまぶね60.0%
うまふね20.0%
うまおけ10.0%
かひをけ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この寝床は、イエスがベツレヘムの馬小屋で生れたときに寝床の代りをした馬槽うまぶねかたどって、ヨセフがこしらえたものであった。
聖家族 (新字新仮名) / 小山清(著)
ある日ふちへ馬をひやしに行き、馬曳うまひきの子はほかへ遊びに行きし間に、川童出でてその馬を引き込まんとし、かえりて馬に引きずられてうまやの前に来たり、馬槽うまふねおおわれてありき。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
馬は毎回馬槽うまおけ一杯当てがわれて、後は文句を言わない。袖の香組は実力組に較べると、背景があるから裕福な次第わけだ。
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
聖母キリストをこゝに生みて馬槽かひをけの中に臥さしむ(ルカ、二・四以下)
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)