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窄
ふりがな文庫
“窄”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すぼ
57.0%
せま
20.9%
つぼ
10.5%
せば
3.5%
せばま
3.5%
し
1.2%
すく
1.2%
すぼま
1.2%
せまく
1.2%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぼ
(逆引き)
酒場の前を曲って遊園地の横手へ出ると、擦り切れた
箒子
(
ほうき
)
を傍に立かけて、
呆乎
(
ぼんやり
)
鉄柵に凭りかかっていた見
窄
(
すぼ
)
らしい様子をした老人が
日蔭の街
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
窄(すぼ)の例文をもっと
(49作品)
見る
せま
(逆引き)
同情を呈する事
能
(
あた
)
はず、
況
(
いは
)
んや、気宇
甕
(
かめ
)
の如く
窄
(
せま
)
き攘夷思想の一流と感を共にする事、余輩の断じて為すこと能はざるところなり。
一種の攘夷思想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
窄(せま)の例文をもっと
(18作品)
見る
つぼ
(逆引き)
佐佐木氏は、
三十一文字
(
みそひともじ
)
の講釈と、ビスケツトを食べるために、
母親
(
おふくろ
)
が態々産みつけたらしい口もとを
窄
(
つぼ
)
めて言つた。夏目博士はにやりとした。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
窄(つぼ)の例文をもっと
(9作品)
見る
▼ すべて表示
せば
(逆引き)
背をかがめ身を
窄
(
せば
)
めでは入ること叶わざるまで口は狭きに、行くては日の光の洩るる隙もなく真黒にして、まことに人の世の声も風も通わざるべきありさま
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
窄(せば)の例文をもっと
(3作品)
見る
せばま
(逆引き)
更に見よ、漆のやうに
鮮潤
(
つややか
)
なりし髪は、後脳の
辺
(
あたり
)
に
若干
(
そくばく
)
の白きを
交
(
まじ
)
へて、額に催せし
皺
(
しわ
)
の一筋長く
横
(
よこた
)
はれるぞ、その心の
窄
(
せばま
)
れる
襞
(
ひだ
)
ならざるべき、
況
(
いは
)
んや彼の
面
(
おもて
)
を
蔽
(
おほ
)
へる蔭は
益
(
ますま
)
す暗きにあらずや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
窄(せばま)の例文をもっと
(3作品)
見る
し
(逆引き)
狭心症ノ発作ニ似タ痛ミガ激シク胸ヲ
窄
(
し
)
メツケタ。………アレカラ既ニ二時間以上経ッテイル筈ダガ、マダ血壓ガ下ラナイト見エル。
瘋癲老人日記
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
窄(し)の例文をもっと
(1作品)
見る
すく
(逆引き)
と指井が又肩を
窄
(
すく
)
めて眼鏡の下から笑ひながら言つた。色の白い、口髭の生えた、立派な男ではあるけれど、何處か恁う奧のあるやうな、厭なところがある。
媒介者
(旧字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
窄(すく)の例文をもっと
(1作品)
見る
すぼま
(逆引き)
窄
(
すぼま
)
った谷底にいた彼らにとって、朝は、
蓋
(
ふた
)
のようにかぶさる頭上の霧からゆっくり近づいていた。流れに沿って歩く彼らの足は速かった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
窄(すぼま)の例文をもっと
(1作品)
見る
せまく
(逆引き)
「
命
(
いのち
)
に至る路は
窄
(
せまく
)
、その門は
小
(
ちい
)
さし。その路を得るもの
少
(
まれ
)
なり」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
窄(せまく)の例文をもっと
(1作品)
見る
窄
漢検準1級
部首:⽳
10画
“窄”を含む語句
身窄
見窄
上窄
窄袴
狭窄
狭窄衣
食道狭窄
窄迫
窄融
窄胸術
窄口
窄々
狭窄症
引窄
外窄
圧窄
半窄袴
入窄門図
偏窄
“窄”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
上司小剣
幸田露伴
久米正雄
薄田泣菫
アリギエリ・ダンテ
ニコライ・ゴーゴリ
徳田秋声
林不忘
魯迅