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窄
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せばま
ふりがな文庫
“
窄
(
せばま
)” の例文
更に見よ、漆のやうに
鮮潤
(
つややか
)
なりし髪は、後脳の
辺
(
あたり
)
に
若干
(
そくばく
)
の白きを
交
(
まじ
)
へて、額に催せし
皺
(
しわ
)
の一筋長く
横
(
よこた
)
はれるぞ、その心の
窄
(
せばま
)
れる
襞
(
ひだ
)
ならざるべき、
況
(
いは
)
んや彼の
面
(
おもて
)
を
蔽
(
おほ
)
へる蔭は
益
(
ますま
)
す暗きにあらずや。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
末野を過ぐる頃より平地ようやく
窄
(
せばま
)
り、左右の山々近く道に
逼
(
せま
)
らんとす。やがて矢那瀬というに至れば、はや秩父の郡なり。川中にいと大なる岩の色
丹
(
あか
)
く見ゆるがあり。中凹みていささか水を
湛
(
たた
)
う。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
布子
(
ぬのこ
)
の
袖
(
そで
)
の
元
(
もと
)
へ
窄
(
せばま
)
つて
両方
(
りやうはう
)
へ
刎
(
は
)
ねた
処
(
ところ
)
が、
宛然
(
さながら
)
の
翼
(
つばさ
)
。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
窄
漢検準1級
部首:⽳
10画
“窄”を含む語句
身窄
見窄
上窄
窄袴
狭窄
狭窄衣
食道狭窄
窄迫
窄融
窄胸術
窄口
窄々
狭窄症
引窄
外窄
圧窄
半窄袴
入窄門図
偏窄