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丹
ふりがな文庫
“丹”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
に
47.1%
たん
31.4%
あか
17.1%
ニ
2.9%
あお
1.4%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
に
(逆引き)
いま、秋の日が一ぱい金堂や講堂にあたって、
屋根瓦
(
やねがわら
)
の上にも、
丹
(
に
)
の
褪
(
さ
)
めかかった古い円柱にも、松の木の影が鮮やかに映っていた。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
丹(に)の例文をもっと
(33作品)
見る
たん
(逆引き)
椿岳の泥画というは絵馬や
一文人形
(
いちもんにんぎょう
)
を彩色するに用ゆる下等絵具の
紅殻
(
べにがら
)
、
黄土
(
おうど
)
、
丹
(
たん
)
、
群青
(
ぐんじょう
)
、
胡粉
(
ごふん
)
、
緑青
(
ろくしょう
)
等に少量の墨を交ぜて描いた画である。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
丹(たん)の例文をもっと
(22作品)
見る
あか
(逆引き)
そこには笛をふいている
飴
(
あめ
)
屋もある。その飴屋の小さい屋台店の軒には、俳優の紋どころを墨や
丹
(
あか
)
や
藍
(
あい
)
で書いた
庵
(
いおり
)
看板がかけてある。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
丹(あか)の例文をもっと
(12作品)
見る
▼ すべて表示
ニ
(逆引き)
万葉には、
赭土
(
ハニ
)
即、
丹
(
ニ
)
をとる広場即、
原
(
フ
)
と解してゐる歌もあるから、丹生の字面もさうした合理見から出てゐると見られる。にふべからみふべ・みぶと音の転じた事も考へてよい。
水の女
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
丹(ニ)の例文をもっと
(2作品)
見る
あお
(逆引き)
いつもわが
独寝
(
ひとりね
)
の
臥床
(
ふしど
)
寂しく、愛らしき、小さき獣に
甘
(
うま
)
きもの与えて、寝ながらその
食
(
くら
)
うを待つに、
一室
(
ひとま
)
の内より、「
丹
(
あお
)
よ、」「すがわらよ。」など伯母上
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
丹(あお)の例文をもっと
(1作品)
見る
“丹”の意味
《名詞》
(タン、に)硫黄と水銀が化合した赤土。辰砂。
(タン)黄色がかった赤色顔料。鉛丹。
(タン)薬。特に、不老不死の薬。
(タン、異表記:短) 花札の札で、文字の書かれない赤色の短冊があしらわれたもの。
(出典:Wiktionary)
丹
常用漢字
中学
部首:⼂
4画
“丹”を含む語句
丹波
丹生
牡丹
牡丹花
甲比丹
牡丹餅
丹塗
丹羽
青丹
丹左衛門尉基康
加比丹
切支丹宗
切支丹
丹精
丹前
丹青
吉利支丹
雲丹
丹頂
宝丹
...
“丹”のふりがなが多い著者
横瀬夜雨
与謝野寛
牧野富太郎
蒲原有明
吉川英治
北原白秋
久保田万太郎
作者不詳
中里介山
泉鏡花