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『大和路・信濃路』
ふりがな文庫
『
大和路・信濃路
(
やまとじ・しなのじ
)
』
その藁屋根の古い寺の、木ぶかい墓地へゆく小径のかたわらに、一体の小さな苔蒸した石仏が、笹むらのなかに何かしおらしい姿で、ちらちらと木洩れ日に光って見えている。いずれ観音像かなにかだろうし、しおらしいなどとはもってのほかだが、——いかにもお粗 …
著者
堀辰雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1時間56分(500文字/分)
朗読目安時間
約3時間14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
漸
(
よ
)
欺
(
たばか
)
赫
(
かが
)
海
(
うん
)
雑
(
くさぐさ
)
石
(
いそ
)
過
(
よ
)
迷
(
まど
)
生
(
お
)
漸
(
や
)
辺
(
べ
)
憧
(
あくが
)
文
(
ぶみ
)
彫
(
ぼり
)
人性
(
ユマニテ
)
劃
(
くぎ
)
外
(
そ
)
葉
(
ば
)
著
(
き
)
花文
(
かもん
)
徐
(
しず
)
骸
(
がら
)
香
(
こう
)
使
(
つかひ
)
山路
(
やまぢ
)
被
(
おお
)
雷
(
いかずち
)
妹
(
いも
)
赫
(
かがや
)
水瓶
(
すいびょう
)
籠
(
かご
)
嘗
(
か
)
挿
(
はさ
)
曠野
(
あらの
)
朱
(
あか
)
幸先
(
さいさ
)
柔
(
やわ
)
岩根
(
いわね
)
羽
(
は
)
義疏
(
ぎそ
)
緊
(
しま
)
褪
(
さ
)
詮
(
あきら
)
軽
(
かる
)
籠
(
こ
)
法蓮
(
ほうれん
)
簇
(
むら
)
噛
(
かじ
)
浅茅
(
あさぢ
)
穴師
(
あなし
)
古拙
(
アルカイック
)
古
(
いにしえ
)
滲
(
し
)
磚
(
せん
)
甘橿
(
あまがし
)
剥
(
む
)
異様
(
ことざま
)
現身
(
うつそみ
)
凭
(
よ
)
佗
(
わ
)
駄弁
(
だべ
)
目
(
ま
)
蓋
(
ふた
)
築土
(
ついじ
)
茫々
(
ぼうぼう
)
茣蓙
(
ござ
)
茂
(
しげ
)
苦患
(
くげん
)
甲斐
(
かい
)
苔蒸
(
こけむ
)
苔
(
こけ
)
畝傍
(
うねび
)
花薄
(
はなすすき
)
艱苦
(
かんく
)
自棄
(
やけ
)
臥床
(
ふしど
)
痕
(
あと
)
痩
(
や
)
白楊
(
はこやなぎ
)
脆
(
もろ
)
矢
(
や
)
筬
(
おさ
)
筍
(
たけのこ
)
籠
(
こも
)
秋山
(
あきやま
)
粁
(
キロ
)
粗壁
(
あらかべ
)
石廓
(
せっかく
)
知
(
し
)
素樸
(
そぼく
)
終焉
(
しゅうえん
)
真弓
(
まゆみ
)
聯想
(
れんそう
)
耽
(
ふけ
)
相槌
(
あいづち
)
翔
(
か
)
相輪
(
そうりん
)
緋桃
(
ひもも
)
綻
(
ほころ
)
瞑想
(
めいそう
)