“古拙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こせつ50.0%
アルカイック50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表面には、西班牙スペイン風の美麗な釉薬ゆうやくが施されていて、素人の手作りのせいか、どこか形に古拙こせつなところがあった。法水はそれをずらりと卓上に並べて云った。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あのいかにも古拙アルカイックなガンダラの樹下思惟像——仏伝のなかの、太子が樹下で思惟三昧しゆいざんまいの境にはいられると、その樹がおのずから枝を曲げて
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)