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古家
読み方 | 割合 |
ふるいえ | 48.0% |
ふるや | 24.0% |
ふるいへ | 16.0% |
ふるがや | 4.0% |
ふるへ | 4.0% |
フルヤ | 4.0% |
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呼吸を詰めて、うむと
堪えて
凍着くが、
古家の
煤にむせると、時々
遣切れなくなって、
潜めた
嚔、ハッと
噴出しそうで不気味な真夜中。
近所近在の人々が大勢寄ってたかって居る。
件の
古家を買った人が、崩す其まゝ古材木を競売するので、
其れを買いがてら見がてら寄り集うて居るのである。
呼吸を
詰めて、うむと
堪へて
凍着くが、
古家の
煤にむせると、
時々遣切れなく
成つて、
潛めた
嚔、ハツと
噴出しさうで
不氣味な
眞夜中。
古家に昨日咲きたる五月花つみな玉ひそ雨降り出でむ
人言を
繁みと
君を
鶉鳴く
人の
古家に
語らひて
遣りつ 〔巻十一・二七九九〕 作者不詳
虎にのり
古家を越えて、青淵に
鮫龍とり来む 劔大刀もが「境部王詠数首物歌」(万葉)