“ふるへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
38.5%
顫動15.4%
戰慄7.7%
7.7%
7.7%
古家7.7%
微顫7.7%
痙攣7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かゝさま、そのどくって使つかひをとことやらがきまったら、くすりわたし調合てうがふせう、ロミオがそれをれたら、すぐにも安眠あんみんしをるやうに。おゝ、彼奴あいつくとふるへる。
ひきがへるの、いたはし顫動ふるへにふるひます。
わづか二三兩の金をも貸ず只今に至り證據もなき事を公儀かみへ申立候だん不屆者めと白眼にらまれしかば彌吉夫婦は戰慄ふるへ出し恐れ入て居たりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
半分はんぶんいはせずうしろより只一刀に切殺し此方へ入來いりきたるにぞお菊はお竹が聲におどろ迯出にげいださんとするに間合まあひなければ屏風びやうぶかげへ隱れ戰慄ふるへたりし中曲者くせものは手ぢかに在しお菊が道具だうぐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いつは訴訟うつたへ出る條不屆ふとどき至極しごくなりとにらまれけるに兩人ハツと云てふるへ出せしがお深は猶強情がうじやう假令たとへ渠等かれら何と申上候共九助と節の不義致せし事は相違御座なくと何かまだ云んとするを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見ればてつがねにて四尺ばかりも有んかと思はれしかにぎふとなる禪杖なり因て下男彌助は戰々ぶる/\ふるへながら心のうちには是は何でも盜賊のかしらに相違なしたしかに今の駕籠舁かごかきどもの仲間ならん飛だ奴が這入はひりこんだと思ひ怖々こは/″\ながらこし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持ばふるへいでやりも同樣手跡しゆせきに於ては惡筆の上なしゆゑとんと其方は不得手ふえてなりと申に長兵衞は若々其樣に御卑下ごひげなされては御相談が出來ぬと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
摺付すりつけ々々詫入わびいりつゝ持參金の儀は此節店の都合も御座れば二三日御待下さるべし荷物并びに離縁状の處は兩主人歸り次第しだいきけ今晩こんばんにも直に御宿所まで持參仕り候はんにより呉々くれ/″\も是までの不都合ふつがふ御勘辨ごかんべん下さる樣ひとへに/\願ひ上奉つるとふるへながら平蜘ひらくもの如くになりて申ゆゑ後藤はやゝ言葉を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
人言ひとごとしげみときみうづらひと古家ふるへかたらひてりつ 〔巻十一・二七九九〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
つねにかかる微顫ふるへをこそのぞみたれ。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
何の魔か、飽くなき慾の痙攣ふるへもて
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)