“顫動”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんどう94.6%
ふるへ5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老教授の顳顬筋せつじゅきんはぴりぴりと顫動せんどうし、蒼ざめた顔には、さっと血の色がのぼった。それも無理もない、息子の生死のわかれ目なのだ。
予審調書 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
この問題に奥深く底の底まで頭を突ッ込むとき、そこに必ず私らの全身を顫動せんどうせしめるほどの価値に触れることができるだろうと思った。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
チッバ 無理往生むりわうじゃう堪忍かんにん持前もちまへ癇癪かんしゃくとの出逢であひがしらで、挨拶あいさつそりあはぬゆゑ、肉體中からだぢゅう顫動ふるへるわい。引退ひきさがらう。
ひきがへるの、いたはし顫動ふるへにふるひます。