“せんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煽動49.7%
顫動22.6%
船頭16.1%
先導2.6%
船夫1.9%
舟夫1.3%
扇動0.6%
船人0.6%
仙道0.6%
僊道0.6%
千頭0.6%
渡守0.6%
船乘0.6%
詹同0.6%
銭侗0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてその結論としての国民の覚悟かくごについて述べだしたが、もうそのころには、かれはかなり狂気きょうきじみた煽動せんどう演説家になっていた。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
この問題に奥深く底の底まで頭を突ッ込むとき、そこに必ず私らの全身を顫動せんどうせしめるほどの価値に触れることができるだろうと思った。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
ついては是迄これまで勘定かんじょうは、大阪に着たら中津の倉屋敷まで取りに来い、この荷物だけは預けて行くからと云うと、船頭せんどうが中々聞かない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
偵察隊は、まず左門の遺骸いがいをほうむったぶなの木のほとりからだちょうの森に進んだ。フハンはうれしそうに先導せんどうしていたが、たちまち耳は張り、地に鼻をつけて、異常いじょうなにおいをかぎだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ここで、駒井と白雲とが、二人の船夫せんどうをつれて、ムク犬をも乗組に加え、小舟でこの島に上陸を試むることになりました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
疲れきったイエス様はともの方で舟夫せんどうの座布団を枕にゴロ寝をせられ、すぐに熟睡に落ち給うた。
この腕白わんぱくどもに扇動せんどうされておたがいにうらみもないものが喧嘩したところで実につまらない、シナを見てもわかることだが、英国やアメリカやロシアにしりを
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
今日きょうの見送りだがね、もし生徒が軽々しくさわぎだすようなことがあると、校長先生がぼくらを扇動せんどうしたと疑られるから、この点だけはどうしてもつつしまなきゃならんよ」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
三十年後の今日迄こんにちまで依然として其の色を変ぜざるのみか、一度ひとたびやまと新聞に写し植字うえたるに、また時期に粟田口あわだぐち鋭き作意と笛竹ふえたけの響き渡り、あたか船人せんどうの山に登るべき高評なりしを
今を去る三十年の昔、三だいばなしという事一時いちじの流行物となりしかば、当時圓朝子が或る宴席において、國綱くにつなの刀、一節切ひとよぎり船人せんどうという三題を、例の当意即妙とういそくみょうにて一座の喝采を博したるが本話の元素たり。
「その方の志は好くわかっておる、しかし、わしは、今晩のうちに己の住家すみかへ帰らねばならぬ、その方も仙道せんどうを修めたいと思うなら、これから、わしといっしょに往こう」
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小説と歴史物の一部、それに僊道せんどう関係のものを少し読んだだけである。しかしこの最後の僊道関係のものを読んだことを、予期しなかった幸運と思っている。
露伴先生と神仙道 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
武州川越在の千頭せんどう津右衛門といえば、碁打の間には全国的に名の知れた打ち手。名人上手に先二ならがあるという評判であった。
渡守せんどうはわれわれの姿を見るといきなり小屋から飛び出して、二ツ三ツ叩頭じぎをしてそして舟を出した。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
其上そのうへわたくし懇意こんい船乘せんどうさんにいてますと、今度こんど航海かうかいには、弦月丸げんげつまる澤山たくさん黄金わうごん眞珠しんじゆとが積入つみいれてありますさうな、黄金わうごん眞珠しんじゆとがなみあら海上かいじやうあつまると、屹度きつとおそろしいたゝりいたします。
詩文をくして、文集五十巻、詩集五巻をあらわせるも、詹同せんどうと文章を論じては、文はたゞ誠意溢出いっしゅつするをたっとぶと為し、又洪武六年九月には、みことのりして公文に対偶文辞たいぐうぶんじを用いるを禁じ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
降つて嘉慶に至つて、銭侗せんどうも亦崇文総目に於て乾隆の旧に依つてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)