“先導”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんだう50.0%
せんどう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「光」の少女の先導せんだうで、「犬」や「猫」や「パン」や、そのほか大勢のお供を連れて、人間の心には感じてはゐても、その肉身の目には見えないでゐる
〔譯〕人心のれいは、しゆとす。氣はたいに之れつるものなり。凡そ事を爲すに、氣を以て先導せんだうと爲さば、則ち擧體きよたい失措しつそ無し。技能ぎのう工藝こうげいも、亦皆かくの如し。
以後牢人ろうにんしていた本多正信が、郎党十名ほど連れて、家康を伊賀山麓さんろくに迎え、そこから、先導せんどうに立って、道案内に努めてくれた一事である。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偵察隊は、まず左門の遺骸いがいをほうむったぶなの木のほとりからだちょうの森に進んだ。フハンはうれしそうに先導せんどうしていたが、たちまち耳は張り、地に鼻をつけて、異常いじょうなにおいをかぎだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)