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溢出
ふりがな文庫
“溢出”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
はみだ
50.0%
はみで
14.3%
いっしゅつ
14.3%
あふれい
7.1%
あふれいだ
7.1%
あふれで
7.1%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はみだ
(逆引き)
むき身
絞
(
しぼり
)
の
襦袢
(
じゅばん
)
、
大肌脱
(
おおはだぬぎ
)
になっていて、綿八丈の襟の左右へ
開
(
はだ
)
けた毛だらけの胸の下から、
紐
(
ひも
)
のついた
大蝦蟇口
(
おおがまぐち
)
を
溢出
(
はみだ
)
させて、揉んでいる。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
溢出(はみだ)の例文をもっと
(7作品)
見る
はみで
(逆引き)
古新聞で火をつけて、金網をかけました。処で、火気は当るまいが、
溢出
(
はみで
)
ようが、皆
引掴
(
ひッつか
)
んで頬張る気だから、二十ばかり
初茸
(
はつたけ
)
を一所に載せた。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
溢出(はみで)の例文をもっと
(2作品)
見る
いっしゅつ
(逆引き)
詩文を
善
(
よ
)
くして、文集五十巻、詩集五巻を
著
(
あらわ
)
せるも、
詹同
(
せんどう
)
と文章を論じては、文はたゞ誠意
溢出
(
いっしゅつ
)
するを
尚
(
たっと
)
ぶと為し、又洪武六年九月には、
詔
(
みことのり
)
して公文に
対偶文辞
(
たいぐうぶんじ
)
を用いるを禁じ
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
溢出(いっしゅつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
あふれい
(逆引き)
つい眼の前には板戸のごとき
大肉俎
(
おおまないた
)
の
据
(
すえ
)
られしに、
犢
(
こうし
)
大の犬の死体
四足
(
しそく
)
を縮めて
横
(
よこた
)
われるを、いまだ全く
裂尽
(
さけつく
)
さで、切開きたる脇腹より五臓六腑
溢出
(
あふれい
)
で、血は一面に
四辺
(
あたり
)
を染めたり。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
溢出(あふれい)の例文をもっと
(1作品)
見る
あふれいだ
(逆引き)
しかれども余の
誠心
(
まごころ
)
の
貫
(
つらぬ
)
かざるより、余の満腔の
願
(
ねがい
)
として
溢出
(
あふれいだ
)
せし祈祷の聴かれざるより(人間の眼より評すれば)余は懐疑の悪鬼に襲われ、信仰の立つべき土台を失い、これを地に求めて得ず
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
溢出(あふれいだ)の例文をもっと
(1作品)
見る
あふれで
(逆引き)
叫びながら
走寄
(
はしりよ
)
ったが、然し彼女は慄然と
其処
(
そこ
)
へ
立竦
(
たちすく
)
んで了った。血! 血! 老子爵の後頭部から
溢出
(
あふれで
)
る血が、床にべっとりとひろがっているではないか。
海浜荘の殺人
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
溢出(あふれで)の例文をもっと
(1作品)
見る
溢
漢検準1級
部首:⽔
13画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“溢”で始まる語句
溢
溢水
溢漲
溢美
溢血
溢敷
溢流
溢米
溢落
溢言
“溢出”のふりがなが多い著者
ヴィクトル・ユゴー
内村鑑三
泉鏡花
泉鏡太郎
幸田露伴
山本周五郎