“溢水”の読み方と例文
読み方割合
いっすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工事は困難なばかりでなく、また至って危険なものだった。実際、雨が四カ月半も続き、セーヌ川の溢水いっすいが三度も起こった。
青いあちらの樹林からせせらいで流れて来て、そして再び、青い樹林の彼方にいこむのである。時季によって溢水いっすいするであろう河原が、ごろごろと岩をさらして白く乾いていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
オピタル大通りからセーヌ川までビエーヴルの穹窿きゅうりゅうを作り、更に、モンマルトルの溢水いっすいからパリーを救い、マルティール市門の近くに停滞してる九町歩余の濁水に出口を与えるために働き、更に