“溢米”の読み方と例文
読み方割合
こぼれまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夕方跡を掃くと一合位は砂に交つた溢米こぼれまいが彼の所得となつた。さもしいと云はれたつてそれやこれやで一冬は楽にすごすことも出来た。彼は思ひ返して見て、闇の中で独りでに心の勇むのを感じた。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)