“詔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みことのり58.8%
しょう14.7%
の13.2%
みこと2.9%
みことの2.9%
へつら1.5%
セウ1.5%
ノ1.5%
ノリ1.5%
ミコトノリ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天平(てんぴょう)十五年聖武(しょうむ)天皇親しく鋳造の詔(みことのり)を発し、天平勝宝四年開眼供養(かいげんくよう)の盛儀が行われてより、現在にいたるまでおよそ千二百年になるが
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
孝孺大(おおい)に数字を批して、筆を地に擲(なげう)って、又大哭(たいこく)し、且(かつ)罵(ののし)り且哭(こく)して曰く、死せんには即(すなわ)ち死せんのみ、詔(しょう)は断じて草す可からずと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「現御神(アキツミカミ)と大八島国所知(シラス)天皇が大命(おおみこと)らまと詔(の)りたまふ大命を集侍(うごなわ)れる皇子等王臣百官人等天下公民諸(もろもろ)聞食(きこしめ)さへと詔る」(下略)と。
道鏡 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
現(げ)にまのあたりに見奉りしは、二四紫宸(ししん)清涼(せいりやう)の御座(みくら)に朝政(おほまつりごと)きこしめさせ給ふを、百(もも)の官人(つかさ)は、かく賢(さか)しき君ぞとて、詔(みこと)恐(かしこ)みてつかへまつりし。
嘆賞のあまり魏帝はその場で彼を大都督に封じ、あわせて、総兵之印(そうへいのいん)をも取り上げて、汝にさずけんと詔(みことの)りした。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
子貢(しこう)曰く、貧にして詔(へつら)うことなく、富みて驕(おご)ることなくんば如何と。子曰く、可なり、未だ貧にして楽み、富みて礼を好む者に若(し)かざるなりと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
武士の間には、「軍中将軍ノ令ヲ聞クモ、天子ノ詔(セウ)ハ聞カズ」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……地を惜(アタラ)しとこそ、我が汝兄(ナセ)の命かくしつれと詔(ノ)り直せども、猶其悪態不止而(ナホソノアシキワザヤマズシテ)転。(神代記)
言語の用語例の推移 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爾に、伊邪那岐ノ命詔(ノリ)給わく、愛(ウツク)しき我が那邇妹(ナニモ)の命や、子の一木(ヒトツキ)に易えつるかもと詔給いて、御枕方(ミマクラベ)に匍匐(ハラバ)い、御足方(ミアトベ)に匍匐いて、哭給う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
詔(ミコトノリ)シテ夏侯淵ニコレヲ知ラシム。オヨソ将タルモノハ、当(マサ)ニ剛柔ヲ以テ相済(アイスク)ウベク、イタズラニソノ勇ヲノミ恃(タノ)ムベカラズ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)