“詔詞”の読み方と例文
読み方割合
みことのり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白絖しろぎぬ玉帯ぎょくたいへ、血しおを以て詔詞みことのりを書かれ、伏皇后にお命じあって、それに紫錦しきんの裏をかさね、針の目もこまかに玉帯のしんに縫いこんでしまわれた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われは天子にまみえて詔詞みことのりを賜い、また親しく丞相の命をも受けて、堂々と都を立って来たものである。しかるに今、後よりご辺をさし向けて兵を返せとは。ははあ、わかった。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いつわりを吐き給うな。君ごとき覇道はどう奸雄かんゆうに、なんで天子が勅を降そう。まことの詔詞みことのりとは、ここにあるものだ」と、かねて都にいた時、董国舅とうこっきゅうへ賜わった密書の写しを取りだし
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)