“玉帯”の読み方と例文
読み方割合
ぎょくたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曾に三ほん以下の官は、意のままに任免することをお許しになり、宰相の着ける蟒衣ぼうい玉帯ぎょくたいに添えて名馬をくだされた。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白絖しろぎぬ玉帯ぎょくたいへ、血しおを以て詔詞みことのりを書かれ、伏皇后にお命じあって、それに紫錦しきんの裏をかさね、針の目もこまかに玉帯のしんに縫いこんでしまわれた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「然らば、もし貴説があたったときには、予は魏帝から拝領した玉帯ぎょくたい一条ひとすじと名馬一頭をご辺に贈ろう」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)