トップ
>
奸雄
ふりがな文庫
“奸雄”の読み方と例文
読み方
割合
かんゆう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かんゆう
(逆引き)
「曹操の心根には、なにがひそんでいるか知れたものではない。
才
(
さい
)
長
(
た
)
けた
奸雄
(
かんゆう
)
の兇門へは、こっちから求めて近づかぬほうが賢明でしょう」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古来英雄と称するものは
大抵
(
たいてい
)
奸雄
(
かんゆう
)
、
梟雄
(
きょうゆう
)
、悪雄の類である、ぼくはこれらの英雄を憎む、それと同時に
鎌足
(
かまたり
)
のごとき、
楠公
(
なんこう
)
のごとき、
孔子
(
こうし
)
のごとき、キリストのごとき
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
野心と虚栄と俗望とを包むに悪辣なる手腕を以てした一
奸雄
(
かんゆう
)
を以て始まって居る。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
奸雄(かんゆう)の例文をもっと
(11作品)
見る
“奸雄”の意味
《名詞》
奸雄(かんゆう)
奸な英雄。奸知に長けた英雄。
(出典:Wiktionary)
奸
漢検1級
部首:⼥
6画
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“奸”で始まる語句
奸計
奸策
奸智
奸
奸悪
奸賊
奸物
奸佞
奸臣
奸譎
“奸雄”のふりがなが多い著者
佐藤紅緑
吉野作造
吉川英治
幸田露伴
国枝史郎