“奸臣”の読み方と例文
読み方割合
かんしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張昺部下にして内通せる李友直りゆうちょく布政司ふせいし参議さんぎし、すなわち令を下して諭して曰く、予は太祖高皇帝の子なり、今奸臣かんしんの為に謀害せらる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
理由は、刺殺された四人は殿さまに放蕩ほうとうをすすめ、それがもとで御逼塞という大事にいたらしめた奸臣かんしんだから、というのである。殿を誤らせた奸物。
其背後には支那の歴史に夷狄いてきに対して和親を議するのは奸臣かんしんだと云ふことが書いてあるのが、心理上に réminiscence として作用した。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)