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『津下四郎左衛門』
ふりがな文庫
『
津下四郎左衛門
(
つげしろうざえもん
)
』
津下四郎左衛門は私の父である。(私とは誰かと云ふことは下に見えてゐる。)しかし其名は只聞く人の耳に空虚なる固有名詞として響くのみであらう。それも無理は無い。世に何の貢献もせずに死んだ、艸木と同じく朽ちたと云はれても、私はさうでないと弁ずるこ …
著者
森鴎外
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「中央公論」1915(大正4)年4月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約45分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間15分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
直
(
たゞ
)
交
(
まじはり
)
列
(
れつし
)
拠
(
よつ
)
称
(
たゝ
)
敬
(
つゝし
)
干
(
あづか
)
見
(
あらは
)
交
(
まじは
)
者
(
ば
)
猛
(
たけき
)
被
(
かうむ
)
而
(
て
)
聞
(
きこえ
)
苟
(
いやしくも
)
有
(
いう
)
与
(
あづか
)
属
(
さかん
)
寡言
(
くわげん
)
是
(
この
)
此
(
こゝ
)
相済
(
あひすま
)
単
(
ひとへ
)
此間
(
このかん
)
傍
(
かたはら
)
赦
(
しや
)
何
(
いづ
)
旁
(
かたはら
)
敗
(
まけ
)
明
(
あきらか
)
間
(
かん
)
仕事
(
つかまつること
)
以
(
もつて
)
宛
(
づゝ
)
拙
(
せつ
)
与
(
とも
)
痿
(
ゐ
)
好
(
すき
)
蔵匿
(
ざうとく
)
者
(
は
)
彼
(
かの
)
男
(
だん
)
留
(
とゞ
)
云
(
いふ
)
尤
(
もつとも
)
運
(
はこび
)
寡婦
(
くわふ
)
仕
(
つかまつり
)
相識
(
さうしき
)
朝
(
てう
)
横
(
よこたは
)
質
(
たゞ
)
雪
(
そゝ
)
古
(
いにしへ
)
此
(
かく
)
僅
(
わづか
)
威嚇
(
ゐかく
)
相
(
あひ
)
姪
(
てつ
)
魁
(
くわい
)
入牢
(
にふらう
)
記
(
おぼ
)
歯
(
よはひ
)
覗
(
うかゞ
)
縛
(
ばく
)
見
(
あら
)
即
(
すなはち
)
習
(
ならひ
)
流寓
(
りうぐう
)
滞
(
とゞこほ
)
潜
(
くゞ
)
若
(
し
)
動
(
やゝ
)
食
(
くら
)
聊
(
いさゝか
)
御内
(
おんうち
)
磅礴
(
はうはく
)
睨合
(
にらみあひ
)
微笑
(
ほゝゑ
)
悪戯
(
いたづら
)
惘然
(
ばうぜん
)
疎
(
まばら
)
愚
(
おろか
)
殆
(
ほとんど
)
尚
(
なほ
)
暁
(
さと
)
曰
(
い
)
就
(
つき
)
次
(
つい
)
黙
(
もく
)
威
(
ゐ
)
如此
(
かくのごとき
)
拘
(
かゝは
)
沾
(
うるほ
)
基督
(
きりすと
)
憐
(
あはれ
)
懐
(
いだ
)
天晴
(
あつぱれ
)
女御
(
にようご
)
己
(
おのれ
)