“如此”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくのごとく35.3%
かくのごと23.5%
かくのごとき17.6%
かくのごとくに5.9%
しか/″\2.9%
かく2.9%
これ/\2.9%
こん2.9%
こんな2.9%
カヽ2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見テ曰ク我ニシテ彼幼者ニ問フ羞ヅ可キノ至リナリト如此かくのごとくニ至テハ如何シテ其疑ヲ解クヲ得ルカ其疑タル死ニ至テ尚未ダ解ケザルナリ
かつ如此かくのごとき事をこゝろみし事なし、こゝろみてそのはなは馬鹿気ばかげきつたる事をみとめたれば全然ぜん/\之を放棄はうきせり、みちおこなことみちく事なり
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
かくの如く嘉靖または万暦の初年と康煕の初年との間、ほとんど百年乃至ないし百五十年のうちにも髣髴ほうふつとして如此かくのごときの音韻変化の迹がたどられる。
昨日は又、創作、『ほっとした話』一篇、御恵送被下くだされ厚く御礼申上候。来月号を飾らせていただきたく、お礼如此かくのごとくに御座候。諷刺文芸編輯部、五郎、合掌。
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
うかゞはするに茲は召仕めしつかひ丁稚でつち和吉糊賣のりうりお金のもとへ至り委細ゐさいきくより大きに驚きすぐ立歸りて管伴ばんたう如此しか/″\の由はなしたりしに忠兵衞もまた驚嘆きやうたんし此事主個あるじ夫婦を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
種彦は、江戸で二月八日御事始おことはじめに笊を門口に懸けた旧俗をくとて、昔より目籠は鬼の怖るるといい習わせり、これは目籠の底の角々は☆如此かく晴明九字(あるいは曰く晴明の判)という物なればなり。
うかゞはんとて障子しやうじそとへ參りしをり寢言ねごとなるか夫かあらぬか如此これ/\和君あなたは仰せ有ましたがねつもあらぬに今の御言葉どうも合點がてんが參りませぬ然すれば病氣と仰被おつしやるうそにて途中とちうで何事か有しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
この有様でもお秀は妾になったのだろうか、女の節操みさおうってまで金銭がほしい者が如何して如此こん貧乏まずしい有様だろうか。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
そこで僕は色々と聞きあつめたことを総合して如此こんなふうな想像を描いていたもんだ。……先ず僕が自己の額に汗して森を開き林を倒し、そしてこれに小豆あずきく、……
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
キミシコの御楯といふ物は、如此カヽる物ぞと進め。真前マサキに——小木捨九郎主に
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)