“如此”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくのごとく36.7%
かくのごと26.7%
かくのごとき16.7%
かくのごとくに6.7%
かく3.3%
こん3.3%
こんな3.3%
カヽ3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
事件じけん如此かくのごとくにして一けんめうしかもつと普通ふつう方法はうはふんで終局しうきよくげられた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
別紙御銘々様へは、乍憚はばかりながら御三君より御礼可然しかるべく御風語被成下度、此段貴答迄如此かくのごとくに御座候。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さあれ如此かくのごとくにして江戸ッ児は祖先を敬し、如此にしてしかも決してその祖先を忘れぬ。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
恩人は恩をかせ如此かくのごとせまれども、我はこの枷の為に屈せらるべきも、彼は如何いかなるをのを以てか宮の愛をば割かんとすらん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
仏蘭西フランス政府は年ごとに買上げたサロンの絵を如此かくのごとくして各地の博物館に分配するらしい。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
答、かつ如此かくのごとき事をこゝろみし事なし
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
吾が江戸ッ児には如此かくのごとき好漢今に幾千かを数え得る。但し、この自然児は長脇差の裔で、祖父も父も江戸に名高い顔役の一人であったとやら……。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)
如此かくのごとき青年が順次家を成し、所謂いわゆる家庭を作るに当って、今日の如き家庭説、半驕奢趣味の家庭談を注入したる結果が、如何なる家庭を現じ来るべきか。
家庭小言 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
似たる事は似たれども、なる事は未だならずとは、如此かくのごときの事をや云う可き。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
容態荒増あらまし如此かくのごとくに候。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
「謹啓。文学の道あせる事無用と確信致し居る者にそうろう。空を見、雑念せず。陽と遊び、短慮せず。健康第一と愚考致し候。ゆるゆる御精進おたのみ申し上候。昨日は又、創作、『ほっとした話』一篇、御恵送被下くだされ厚く御礼申上候。来月号を飾らせていただきたく、お礼如此かくのごとくに御座候。諷刺文芸編輯部、五郎、合掌。」
虚構の春 (新字新仮名) / 太宰治(著)
種彦は、江戸で二月八日御事始おことはじめに笊を門口に懸けた旧俗をくとて、昔より目籠は鬼の怖るるといい習わせり、これは目籠の底の角々は☆如此かく晴明九字(あるいは曰く晴明の判)という物なればなり。
この有様でもお秀は妾になったのだろうか、女の節操みさおうってまで金銭がほしい者が如何して如此こん貧乏まずしい有様だろうか。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
やれ自然ネーチュールがどうだの、石狩川いしかりがわは洋々とした流れだの、見渡すかぎり森又た森だの、堪ったもんじゃアない! 僕は全然すっかりまいッちまいました。そこで僕は色々と聞きあつめたことを総合して如此こんなふうな想像を描いていたもんだ。
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
キミシコの御楯といふ物は、如此カヽる物ぞと進め。真前マサキに——小木捨九郎主に
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)