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如此
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かくのごとき
ふりがな文庫
“
如此
(
かくのごとき
)” の例文
かくの如く嘉靖または万暦の初年と康煕の初年との間、
殆
(
ほとん
)
ど百年
乃至
(
ないし
)
百五十年のうちにも
髣髴
(
ほうふつ
)
として
如此
(
かくのごとき
)
の音韻変化の迹がたどられる。
南嶋を思いて:――伊波文学士の『古琉球』に及ぶ――
(新字新仮名)
/
新村出
(著)
吾が江戸ッ児には
如此
(
かくのごとき
)
好漢今に幾千かを数え得る。但し、この自然児は長脇差の裔で、祖父も父も江戸に名高い顔役の一人であったとやら……。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
如此
(
かくのごとき
)
青年が順次家を成し、
所謂
(
いわゆる
)
家庭を作るに当って、今日の如き家庭説、半驕奢趣味の家庭談を注入したる結果が、如何なる家庭を現じ来るべきか。
家庭小言
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
似たる事は似たれども、
是
(
ぜ
)
なる事は未だ
是
(
ぜ
)
ならずとは、
如此
(
かくのごとき
)
の事をや云う可き。さて汝云わずや。DS は「さひえんちいしも」とて、
三世了達
(
さんぜりょうだつ
)
の智なりとは。
るしへる
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今王政一新、四海
属目
(
しよくもく
)
之時に当りて、
如此
(
かくのごとき
)
大奸要路に
横
(
よこたは
)
り、朝典を敗壊し、朝権を
毀損
(
きそん
)
し、朝土を惑乱し、堂々たる我神州をして犬羊に
斉
(
ひと
)
しき醜夷の属国たらしめんとす。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
たしかに目撃候
間
(
あいだ
)
、
如此
(
かくのごとき
)
の事また候へば
云々
(
うんぬん
)
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
亭主の言は実に
如此
(
かくのごとき
)
であった。そして女中して持ち来らしめた一鉢には、如何にも五、七円はしようと思わるるほどの蘭一株、花の摘まれた痕もいと新しかった。
残されたる江戸
(新字新仮名)
/
柴田流星
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
此
漢検準1級
部首:⽌
6画
“如此”で始まる語句
如此之案紙
如此生盲闡提輩