“主個”の読み方と例文
読み方割合
あるじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれて參りますと主個あるじに言てにはかの支度辨當べんたうつゝ吹筒すゐづつげ和吉を呼で今日は吾儕わしが花見に行なれば辨當を脊負しよひともをしてと言ば和吉はかうべ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
掛れば瓦羅利からりと開くにいよ/\不審ふしんと進み這入はひれは如何に主個あるじ庄兵衞は何者にか殺害せつがいされたる物と見え血汐ちしほそまりてとこの上にたふれゐるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あげよと云ければ和吉わきちは番茶を茶碗ちやわんみイザと計りに進めけり發時そのとき主個あるじは此方に向ひ御用のすぢは如何なる品と問へば元益茶碗ちやわん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)