“主題”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
テーマ76.0%
テエマ4.0%
しゆだい4.0%
しゅだい4.0%
てま4.0%
テマ4.0%
モチーフ4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先王ステファン五世の薨去の間もなく起こりうる政変といえば、いうまでもなくエレアーナ王女の登位を主題テーマにしたものに相違ない。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
のみならず、一つの主題テエマをポイントとした、題材の取扱ひ方も頗る似てゐるのである。
講釈筆記かうしやくひつき武勇談ぶゆうだんはうから一寸ちよいとる。——もつと略筋りやくすぢ、あとで物語ものがたり主題しゆだいともふべきところを、くらべてませう。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ソログーブの最大傑作さいだいけっさくは『小悪魔しょうあくま』とされているが、われわれにもっと愛着あいちゃくかんじさせる、したしみぶか作品さくひん短篇たんぺんこと少年少女しょうねんしょうじょ主題しゅだいにした短篇小説たんぺんしょうせつである。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
げに憂鬱なる、憂鬱なるそれはまた私の敍情詩の主題てまである。
青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
だから、記紀に伝はる其出来た場合の伝へや、其主題テマの傾向や、或は単にその名物などから、其々の歌のほんたうの来歴や、用途や性質は訣らない。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
驚異すべき調査の主題モチーフと、その蔭にひそむ人智に絶した秘境の実相が、さる同朋どうほうの口から曝露されたのである。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)