“短篇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんぺん83.3%
ノヱル16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソログーブの最大傑作さいだいけっさくは『小悪魔しょうあくま』とされているが、われわれにもっと愛着あいちゃくかんじさせる、したしみぶか作品さくひん短篇たんぺんこと少年少女しょうねんしょうじょ主題しゅだいにした短篇小説たんぺんしょうせつである。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
もうこのようになれば、どんな風に藻掻もがこうと、短篇たんぺんでは作家はただ死ぬばかりだ。純粋小説論の起って来たのは、すべてがこの不安に源を発していると思う。
純粋小説論 (新字新仮名) / 横光利一(著)
若し夫れ皮肉なるドガアの畫題を搜し出すと云ふ事は既に予の領分外である。それはもつと深い透徹ペネトラシオンを要する。予は君の短篇ノヱル類集セリイに待たねばなるまい。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)