“愛着”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいちゃく35.3%
あいじゃく23.5%
あいぢやく23.5%
あいちやく5.9%
あいぢゃく5.9%
おも5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソログーブの最大傑作(さいだいけっさく)は『小悪魔(しょうあくま)』とされているが、われわれに最(もっと)も愛着(あいちゃく)を感(かん)じさせる、親(した)しみ深(ぶか)い作品(さくひん)は短篇(たんぺん)、殊(こと)に少年少女(しょうねんしょうじょ)を主題(しゅだい)にした短篇小説(たんぺんしょうせつ)である。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
おれは、悪事をつむに従って、ますます沙金(しゃきん)に愛着(あいじゃく)を感じて来た。人を殺すのも、盗みをするのも、みんなあの女ゆえである。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
僕等は勿論動物園の麒麟に驚嘆の声を吝(を)しむものではない。が、僕等の家にゐる猫にもやはり愛着(あいぢやく)を感ずるのである。
從(したが)つて又(また)、『地方的(ちはうてき)又(また)は國家的(こくかてき)の偏見(へんけん)』からは離脱(りだつ)してゐる積(つも)りだけれども、日本人(にほんじん)と、日本語(にほんご)と、日本(にほん)の風俗(ふうぞく)と自然(しぜん)とに對(たい)して、まだ可(か)なり多(おほ)くの『愛着(あいちやく)』を持(も)つている事(こと)は爭(あらそ)はれない。
ましてその鶯には未練も愛着(あいぢゃく)もなく、ただ買い取って放してやるだけに、武士(ぶし)が大切の刀を売るとは、あまりに分別が至らぬように思わるるぞ。
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
明晩とは今夜である銀之助はしみ/″\静(しづ)の不幸(ふしあはせ)を思つた。静(しづ)は男に愛着(おも)はれ又(ま)た男を愛着(おも)ふ女である。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)