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愛着
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あいじゃく
ふりがな文庫
“
愛着
(
あいじゃく
)” の例文
おれは、悪事をつむに従って、ますます
沙金
(
しゃきん
)
に
愛着
(
あいじゃく
)
を感じて来た。人を殺すのも、盗みをするのも、みんなあの女ゆえである。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
薄野呂
(
うすのろ
)
か何ぞのような眠たげな顔をして、いつ話のはずむと云うこともない小野田と親しくなるにつれて、不思議な意地と
愛着
(
あいじゃく
)
とがお島に起って来た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「はあ、人面瘡、成程、その
面
(
つら
)
が天人のように美しい。
芙蓉
(
ふよう
)
の
眦
(
まなじり
)
、丹花の唇——でござったかな、……といたして見ると……お待ちなさい、
愛着
(
あいじゃく
)
の念が起って、花の唇を……ふん、」
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
しかも、金無垢の煙管にさえ、
愛着
(
あいじゃく
)
のなかった斉広が、銀の煙管をくれてやるのに、
未練
(
みれん
)
のあるべき筈はない。彼は、請われるままに、惜し気もなく煙管を投げてやった。
煙管
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“愛着”の解説
愛着(あいちゃく、あいじゃく)は慣れ親しんだ物事に深く心を引かれ、離れがたく感じる事を言う。
(出典:Wikipedia)
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“愛着”で始まる語句
愛着心
愛着者