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『煙管』
ふりがな文庫
『
煙管
(
きせる
)
』
加州石川郡金沢城の城主、前田斉広は、参覲中、江戸城の本丸へ登城する毎に、必ず愛用の煙管を持って行った。当時有名な煙管商、住吉屋七兵衛の手に成った、金無垢地に、剣梅鉢の紋ぢらしと云う、数寄を凝らした煙管である。 前田家は、幕府の制度によると、 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説」1916(大正5)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約22分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尚
(
とうと
)
上木
(
かみき
)
如何
(
いかが
)
彫
(
ほり
)
後
(
うしろ
)
断
(
ことわ
)
生
(
なま
)
異
(
い
)
私
(
わし
)
見
(
けん
)
質
(
しち
)
郡
(
ごおり
)
下
(
くだ
)
五世
(
ごせ
)
傍痛
(
かたわらいた
)
古老
(
ころう
)
家中
(
かちゅう
)
差支
(
さしつか
)
己
(
おれ
)
後
(
のち
)
愛着
(
あいじゃく
)
直
(
すぐ
)
羨
(
うらやま
)
自
(
おのずか
)
難有
(
ありがと
)
饒舌
(
じょうぜつ
)
黒手
(
くろで
)
一瞥
(
いちべつ
)
下城
(
げじょう
)
中
(
うち
)
了哲
(
りょうてつ
)
体
(
てい
)
供
(
とも
)
偽
(
いつわ
)
償
(
つぐな
)
先様
(
さきさま
)
入目
(
いりめ
)
八朔
(
はっさく
)
典故
(
てんこ
)
円
(
まる
)
凝
(
こ
)
利
(
き
)
刺戟
(
しげき
)
剃
(
そ
)
加州
(
かしゅう
)
半時
(
はんとき
)
卑
(
いや
)
卑吝
(
ひりん
)
口気
(
こうき
)
呆
(
あき
)
唖然
(
あぜん
)
啣
(
くわ
)
噂
(
うわさ
)
囁
(
ささや
)
四方
(
あたり
)
地金
(
じがね
)
坊主
(
ぼうず
)
多愛
(
たわい
)
大仰
(
おおぎょう
)
姑息
(
こそく
)
威嚇
(
いかく
)
宏量
(
こうりょう
)
宗俊
(
そうしゅん
)
寛濶
(
かんかつ
)
寧
(
むし
)
強
(
し
)
後
(
あと
)
後年
(
こうねん
)
御前
(
ごぜん
)
忌々
(
いまいま
)
思惑
(
おもわく
)
恭
(
うやうや
)
惧
(
おそ
)
愁眉
(
しゅうび
)
愛嬌
(
あいきょう
)
愛翫
(
あいがん
)
慶寧
(
よしやす
)
憚
(
はばか
)
懲
(
こ
)
所以
(
ゆえん
)
所謂
(
いわゆる
)
抛
(
ほう
)
押頂
(
おしいただ
)
掌
(
てのひら
)
数寄
(
すき
)
斉広
(
なりひろ
)
斉泰
(
なりやす
)
朔望
(
さくぼう
)
未練
(
みれん
)
本丸
(
ほんまる
)
本郷
(
ほんごう
)
機嫌
(
きげん
)
欺
(
あざむ
)
殿中
(
でんちゅう
)
煙管
(
きせる
)
爾来
(
じらい
)
甚
(
はなは
)
癇高
(
かんだか
)
登城
(
とじょう
)
眉
(
まゆ
)