“大仰”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぎょう86.6%
おほぎやう9.0%
おうぎょう1.5%
おおぎよう1.5%
おほげう1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういう人物の習いとして、苦しい懸け引きの必要上、大仰おおぎょう駄法螺だぼらを吹いたこともあった。他人に対して誠意を欠くこともあった。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
先生は、まぶしいものでも見るやうに、やや大仰おほぎやうに、頸を反らせながら、低い、感情の籠つた声でかう云つた。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「なんだ? 大仰おうぎょうに」
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、大仰おおぎようにおどろいてみせ、あとは
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
で其の準備じゆんびからしてすこぶ大仰おほげうで、モデルの詮索せんさくにも何のくらい苦心くしんしたか知れぬ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)