“詮索”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんさく98.0%
あげつら0.7%
あら0.7%
さぐり0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「でも、俺はそこまで詮索せんさくする気がなかったよ。土地の御用聞に任せておくことだ。——あの兄妹はよくよく骨董に凝る人間が憎いようだから」
そして疲れきった彼の頭脳は、それらの和音がどういう成分でできてるかを、またどういう意味を告げてるかを、機械的に詮索せんさくしつづけていた。
「いつかの約束を覚えているか」とやがて帯刀が口をきった、「織部どのと西沢との事は始末がついた、なにも詮索せんさくはしないと約束した筈だ」
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それから考えても、その鏡には何かの秘密がひそんでいるに相違ないと信じられたので、吉左衛門は隣国まで手をまわして、いろいろに詮索せんさくした。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あんまり不思議だから、全体何の御用事が御有りなのですかと、詮索せんさくがましからぬ程度に聞いて見ると、実はさいが病気でと云う返事である。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
馬の顔の長さまで詮索あげつらって、いずれも一点非の打つところなきを第一等として、金五千フランと名誉のむちを授与するほか、今年の優勝者は来年の謝肉祭キャルナヴァルに市賓として招待され
それ貴方あなた段々だん/″\詮索あらつて見まするとわたしと少し内縁ひつかゝりやうに思はれます
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
よもや、母から頼まれて、曇る胸の、われにさえ恐ろしきふちの底に、詮索さぐりおもりを投げ込むような卑劣な振舞はしまい。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)