“御詮索”の読み方と例文
読み方割合
ごせんさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの方の過去については決して御詮索ごせんさくなさいますな。……たとえ何かあやまちがございましたにしても、若い時代の過ちは許して上げなければいけませぬ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
仰せには、突き廻されて、引取ったりと聞えたが、迷惑な御記憶ちがい、末代までの家名にもかかわる儀、しかと、御詮索ごせんさくの上のこと、まいちど承り申したい
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お下向早々、高氏さまの不当な御蟄居ごちっきょが、そもいかなる幕府の御嫌疑によるものなりやと、その御詮索ごせんさく奔命ほんめいやら、要路の方々に迫って、いちいち御直談ごじきだんをおとげあるやらで……
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)