“おおぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大仰61.1%
大形18.9%
大業18.9%
做大1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすがに事の大仰おおぎょうになるのに遠慮されて御無沙汰ごぶさたを申し上げているとこんなことをおりおり歎息たんそくしておいでになるのでございます
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
六の君を后の候補者というような大形おおぎょうな扱いをせず、はなやかに、人目を引くような派手はでな扱いをして貴公子の心を多くくようにしていた。
源氏物語:44 匂宮 (新字新仮名) / 紫式部(著)
大業おおぎょうにし過ぎるということは若い者にあり勝ちの欠点かも知れない。重大事を重大事として扱うのに不思議はないと思うから。
生きること作ること (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
改めるうち四辺あたりへ目を配り「左様なら、旦那、あなたのお荷物にちちうはございませんか、あのお荷物にちちうはございませんか、どうなることかと思つた」と做大おおぎょうに胸を
母親が尋ぬると「私は仔細しさいあつて遠い所へ参りますから、親父様も、あなた様も随分御無事で御出なすつて下さいまし」といひ「しほれかければ」のちよぼにて「はあゝ」と做大おおぎょうに溜息をつく。