“おおがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大形61.5%
大方23.1%
大型7.7%
大潟7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こは甚だしくまげ大形おおがたなるを好みしこの時代一般の風俗に基因したるものにして決して画家一個人の企てに因りたるものとはいひがたし。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
同君は冬休に天子てんし山脈の西毛無にしけなし山(大方おおがた山)に登られ、南アルプスの壮観に刺激されて、あくまで緊張した神経で、天文台の上からわずかに開けた西方の木の間に白い雪の山を見付け出した。
望岳都東京 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そして何処どこやらに唐風からふうなところがあります。ずその御門ごもんでございますが、屋根やね両端りょうたん上方うえにしゃくれて、たいそう光沢つやのある、大型おおがた立派りっぱかわらいてあります。
大潟おおがたる名物だ、と八郎が私に云った。
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)