“両端”のいろいろな読み方と例文
旧字:兩端
読み方割合
りょうはし48.1%
りょうたん29.6%
りょうはじ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陳は小銭こぜにを探りながら、女の指へあごを向けた。そこにはすでに二年前から、延べのきん両端りょうはしかせた、約婚の指環がはまっている。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
するとそこへ、どこからやってきたものか、一人ひとりのじいさんのあめりが、天秤棒てんびんぼう両端りょうたんに二つのはこげてチャルメラをいてとおりかかりました。
空色の着物をきた子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかもいて言葉を出そうとすると、口へ出ないで鼻へ抜けそうになる。それを我慢すると、唇の両端りょうはじがむずむずして、小鼻がぴくついて来る。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)