“兩端”のいろいろな読み方と例文
新字:両端
読み方割合
りやうはし44.4%
りやうたん33.3%
りようたん11.1%
れうたん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか卯平うへい僅少きんせう厚意こういたいしてくぼんだ茶色ちやいろしがめるやうにして、あらひもせぬから兩端りやうはしちひさなあな穿うがつてすゝるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
理科大學人類學教室りくわだいがくじんるゐがくけうしつには磨製石斧三百計り有れど、兩端りやうたんに刄有るものはただのみ。コロボックルは磨製石斧をなん目的もくてきに用ゐしや。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
猛虎まうこほふるといふ投鎗なげやりかたち髣髴ほうふつとして、その兩端りようたん一種いつしゆ奇妙きめう鋭角えいかくをなしてる、この鋭角えいかくが、てい速力そくりよくくわんして、きわめて緊要きんえうなる特色とくしよくさうである。
打製石斧 打製石斧だせいせきふ通例つうれいながさ三寸計りにして、其形状そのけいぜうは長方形、橢圓形、分銅形等なり。は一端に在る事有り、兩端れうたんに在る事有り。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)