“兩翼端”の読み方と例文
読み方割合
りようよくたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひ七十五尺しちじゆうごしやくといふようなたかさの洪水こうずいとなり、合計ごうけい二萬七千人にまんしちせんにん人命じんめいうばつたのに、港灣こうわん兩翼端りようよくたんではわづか數尺すうしやくにすぎないほどのものであつたし、其夜そのよ沖合おきあひ漁獵ぎよりようつてゐた村人むらびと
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
また津浪つなみさらはれた場合ばあひおいて、其港灣そのこうわんおく接近せつきんしたところではうしほ差引さしひききゆうであるから、游泳ゆうえいおもふようにかないけれども、港灣こうわん兩翼端りようよくたんちかくにてはかようなことがないから、平常通へいじようどほりにおよられる。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)