“りやうはし”の漢字の書き方と例文
語句割合
兩端100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眞中頃まんなかごろで、向岸むかうぎしからけて郵便脚夫いうびんきやくふ行合ゆきあつて、遣違やりちがひに一緒いつしよになつたが、わかれてはし兩端りやうはしへ、脚夫きやくふはつか/\と間近まぢかて、與吉よきちの、たふれながらになかばんだ銀杏いてふかげちひさくなつた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
與吉よきちはにかんだやうにして五りん銅貨どうくわくちびるをこすりながらつてた。かれくち兩端りやうはしにはからすきうといはれてかさ出來できどろでもくつゝけたやうになつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
むぎられてたば兩端りやうはしいだたけぼうとほしてはたけそとかつされたときあとには陸稻をかぼ大豆だいづがひよろ/\とあをばんだはたけ勘次かんじ茄子なすみじかうねが五うねばかりになつてつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)