“陸稻”の読み方と例文
新字:陸稲
読み方割合
をかぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かりしほと麥は刈られぬ。刈麥の穗麥は伏せて、畝竝うねなみにさららと置きぬ。麥刈ればそよぐさみどり、うねにすでに伸びつる陸稻をかぼならしも。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
陸稻をかぼともはんねえもんだな、以前めえかたちがつていま時世ときよぢやさうだからこんで場所ばしよによつちや、百姓ひやくしやうにもたえしたころびがあるのよなあ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
陸稻をかぼばたけ畔道あぜみちを、ごほんごほんと咳入せきいりながら、かな/\はどこへゆくのでせう。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)