“時世”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ときよ60.0%
じせい35.0%
トキヨ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陸稻をかぼともはんねえもんだな、以前めえかたちがつていま時世ときよぢやさうだからこんで場所ばしよによつちや、百姓ひやくしやうにもたえしたころびがあるのよなあ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
吉兵衛の腑甲斐ふがいなさばかりではなく、染物屋などにとっては運の悪い時世じせいで、天保十三年の水野の改革で着物の新織新型、羽二重、縮緬
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
時代として、俄分限・成り上り者の時世トキヨ、といふ感の深い此等の時勢に、健康な芸文の営みが行はれ、美しい花が咲くと思はぬのが、通例、芸術史・文学史の上の、考への型になつて来てゐる。
文芸の力 時代の力 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)