“時世粧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じせいそう66.7%
いまようすがた33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが建武の往来にえがかれ出した時世粧じせいそうの特徴みたいなものだった。
そんな時世粧じせいそうである。庶民の皮肉には、時に秀逸なものがあった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歌麿と相並んで豊国もまた『絵本時世粧いまようすがた』において見る如く、しわだらけの老婆が髪を島田に結ひ顔には処々ところどころ膏薬こうやく張りむしろかかへて三々伍々さんさんごご相携へて橋辺きょうへんを歩む夜鷹よたかを写生したる画家なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)