“時勢粧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いまようすがた50.0%
いまやうかゞみ16.7%
いまようかがみ16.7%
はやりすがた16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○都見物左衛門先生が『時勢粧いまようすがた』あまりの面白さに、己れもまけじと洋服論書きて見たれど、どうやら種も尽きたれば自然これにて完結とはなりけらし。
洋服論 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
歌川豊国とよくにはその時代(享和二年)のあらゆる階級の女の風俗を描いた絵本時勢粧いまやうかゞみうちに路地の有様を写してゐる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
歌川豊国とよくにはその時代(享和二年)のあらゆる階級の女の風俗を描いた絵本『時勢粧いまようかがみ』のうちに路地の有様を写している。
余幼童時春色清和の日にはかならず友どちとこの堤上にのぼりて遊び候、水には上下の船あり、つつみには往来の客あり、その中には田舎娘の浪花に奉公してかしこく浪花の時勢粧はやりすがたなら
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)