“時勢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じせい94.4%
とき5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、この立国立政府の公道を行わんとするに当り、平時にありてはしたる艱難かんなんもなしといえども、時勢じせい変遷へんせんしたがって国の盛衰せいすいなきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
あるいは西洋イチゴといってもよかろうが、いっそ英語のストローベリ(Strawberry)で呼ぶかな、それがご時勢じせい向きかもしれない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
時勢とき時勢ときで、良人おっとは滅多にうちにいませず、舅姑しゅうとに良人の姉妹きょうだい二人ふたり=これはあとで縁づきましたが=ありまして、まあ主人を五人もったわけでして、それは人の知らぬ心配もいたしたのですよ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)